フコイダンは、日本人にもなじみがある海のモズク、コンブ、わかめ、メカブ等の海藻類に含まれるヌルヌル成分の一つになります。学術的には、褐藻類の粘質物に含まれるフコース豊富な硫酸多糖に分類されています。多糖類であるため、その全体の構造は判明してはいるものの、詳細な構造までは解明に至っていないのが現在の状況です。

したがって、このフコイダンを含有している健康食品は、その抽出物を混合することで成分の一つとしていることになります。このフコイダンは、何故今でもなお世界的に有名な研究機関で研究され続けているのかと言えば、その生理活性作用が非常に多種にわたるということからです。最近でも、このフコイダンに関する基礎試験結果が医学論文などで発表されていることから、研究対象としては無尽蔵にテーマが選べるわけです。

現在までに、薬理活性の存在が確認されているもののほとんどが、人体にとって良い影響のものばかりなのも研究したくなる原因になっています。このフコイダンで確認され、期待できる効果として主なものを列挙しますと、抗凝血作用、細胞接着阻害作用、抗炎症作用、ウィルス感染からの細胞保護作用、抗腫瘍作用が上げられています。さらに、これらの作用はフコイダン自身をより低分子化することで効果が上がるとされています。